2015/02/20

朝食にも夜の“シメ”にもオススメの「クッパ」

姉妹都市の釜山広域市に,福岡市から職員が派遣されている上原さんより,現地情報をお伝えします!


釜山には、魚料理や焼き肉、粉ものなど、おいしい料理がたくさんありますが、その中でもぜひご紹介したいのがクッパです。クッパは、韓国語の「クク」(スープ)と「パプ」(ごはん)をあわせた言葉で、言葉のとおり、クッパはスープごはんです。日本的に言うならば雑炊でしょうか。

クッパには様々な種類がありますが、今日は豚肉のクッパである「テジクッパ」と、牛肉のクッパ「ソコギクッパ」をご紹介したいと思います。

 
◆釜山名物「テジクッパ」
クッパについて話をするならば、私は、一番最初にテジクッパをご紹介したいと考えます。なぜならば、テジクッパは釜山・慶尚道地域の名物料理であるからです。朝鮮戦争の際に朝鮮半島の北部から釜山に避難してきた人々が作って食べたのが始まりという説があり、釜山にはたくさんのテジクッパのお店がありますが、例えばソウルなどではお店を見つけるのが難しいそうです。
そして、一番最初にご紹介したい理由のもうひとつは、テジクッパのスープが、福岡の方にはなじみのあるとんこつスープによく似ているからです。
テジクッパには、豚骨を煮だしたスープに豚の薄切り肉とごはんが入っています。はじめ、味はうす味ですので、アミの塩辛やニラのキムチ、塩・胡椒、コチュジャンなどを好みで加えてから食べます。とんこつスープですが、とてもあっさりしています。
 お店によっては、ごはんがスープと別に出てくる「タロクッパ」もあります。(「タロ」は韓国語で「別々に」を意味します。)
 
◆ピリ辛のスープの「ソコギクッパ」
ソコギクッパはピリ辛のスープに、ひとくち大の牛肉、もやしとごはんが入っています。牛肉は煮込まれてホロホロにやわらかくなっています。ソコギクッパもやっぱりあっさりしています。
 また、ソコギクッパも、ごはんとスープが別の「タロクッパ」があるお店もあります。
テジクッパは西面エリアに、またソコギクッパは海雲台エリアにお店が集中している通りが存在します。西面や海雲台と言えば、福岡から釜山への訪問客が宿泊や観光などでよく利用するエリアですし、24時間営業のお店がありますので、朝早くに朝食をとりたいとき、また夜、お酒を楽しんだ後の“シメ”がほしいときにも便利です。価格はお店によっても違うようですが、4,000ウォンから7,000ウォンの間で食べられるようです。ぜひ一度お試しください。

西面市場裏のテジクッパ店の集まった通り

海雲台リベラホテル裏のソコギクッパ店の集まった通り

2015/02/12

第七回 広州市派遣報告


友好都市である広州市へ派遣されている高橋さんより、現地の情報をお届けします!
 
こんにちは!2015年になりましたが、中国ではいわゆる旧暦(太陰暦)に基づいた旧正月を重んじます。今年の旧正月は219日ですので中国では、これから正月が到来します。
今回のレポートでは、広州賞について報告します。
 
【広州賞(中国国際友好都市大会及び広州国際都市イノベーション大会)】
期間:20141127日(木)~29日(土)
場所:白雲国際会議センター
住所:白雲区白雲大道南1039-1045
第一回の2012年に続き、隔年開催のため201411月に第二回広州賞が開催されました。広州賞とは、世界のあらゆる都市・自治体が各々取り組んでいる政策を事前に応募し、審査の結果優秀と認められた政策を行っている都市・自治体が広州賞を受賞するものです。
広州賞は「中国国際友好都市大会及び広州国際都市イノベーション大会」のプログラムの一つです。
大会には56ヶ国から600人余りが参加し、広州市の友好都市の多さ、交流の規模の大きさを改めて実感しました。
 28日は中国国際友好都市大会の開幕式が行われ、世界各都市の代表数名が「友好都市と都市のイノベーション」などを議題にパネルディスカッションを行いました。
 代表数名が壇上でディスカッションを行い、他の出席者がそれを聴講するという形式でした。発言者は自国の言葉で発言していましたが、客席の手元にあるイヤホンを使い中国語、フランス語、スペイン語、英語等の同時通訳を通して内容を理解できるようになっていました。
 28日の夜には第二回広州賞の授賞式が行われ、コロンビア「アンティオキア州」、イギリス「ブリストル市」、ニュージーランド「クライストチャーチ市」、セネガル「ダカール市」、中国「杭州市」の5都市が広州賞を受賞しました。本当に華やかな授賞式であり、言葉でしかお伝えできないのが残念です。
 
各都市の受賞政策は以下のとおりです。
〇コロンビア「アンティオキア州」:【青年教育園】
〇イギリス「ブリストル市」:【スマートシティ】
〇ニュージーランド「クライストチャーチ市」:【私達の発展型都市】
〇セネガル「ダカール市」:【ダカール市の財政計画】
〇中国「杭州市」:【公共自転車システム】
 

 

会場となった白雲国際会議センター
 
閉会式の様子
 
パネルディスカッションの様子
 
 
広州市の友好都市等が紹介されているパネル
 








2015/02/09

ボルドー展 ー美と陶酔の都へー 開会中!!


1月31日()に福岡市博物館で「ボルドー展~美と酔狂の都へ」~が開幕しました。
 
この展示会は、ボルドー市との姉妹都市交流事業として開催されています。

開会式には、福岡市姉妹都市委員会委員長である高島福岡市や、ボルドー市から文化担当副市長ファビアン・ローベル氏などがご出席され、式典が盛大に行われました。3月28日までの会期中、ボルドーの魅力を楽しませてくれるでしょう。会場では、ボルドー市との姉妹都市交流の歴史も紹介しています。ぜひご来場ください。
 
(会期)平成27131日(土)~329日(日)
    月曜日休館(ただし、祝日の場合は開館し、翌日が休館)
 
(時間)930分~1730分(入館は17時まで)
 
(会場)福岡市博物館 特別展示室(福岡市早良区百道浜3-1-1
 
展覧会特設サイト
 
展覧会facebook
 
また期間中、ワインセミナー、講演会、日仏アート茶会などのイベントが開催されます。詳しくは、展覧会HPのイベント情報をご覧ください。
 


2015/02/03

歴史と文化を感じる物語の道、東区の「草梁イバグギル」<後編>


姉妹都市の釜山広域市に,福岡市から職員が派遣されている上原さんより,現地情報をお伝えします!


2014418日に前編をアップしてからずいぶん時間がたってしまいましたが、釜山広域市東区の観光スポット「草梁(チョリャン)イバグギル」のご紹介の後編をお届けします。
(前編http://fukuokasistercities.blogspot.kr/2014/04/blog-post_18.html)



■イバグ工作所(コース図の⑫)

独立~朝鮮戦争~ベトナム派兵の歴史と、山腹道路にまつわる話を集めて紹介している空間です(韓国語のみ)。昔の生活道具や遊び道具、地域内の古い写真が展示されているコーナーもあります。併設されている案内所で、イバグギルの日本語リーフレットがもらえます。


 


■張起呂(チャン・ギリョ)博士記念館「ド・ナヌム」(コース図の⑬)

「韓国のシュヴァイツァー」と呼ばれ、韓国の医療保険の始まりである‘青十字医療保険組合’を東区地域に設立して、貧しい人たちが医療保険の恩恵をうけるための基礎を築いた医師、張起呂博士を讃える記念館です。博士の功績について展示されています(韓国語のみ)。記念館の名前の「ナヌム」は、韓国語で「分かち合い」を意味します。

 
博士は、朝鮮戦争の際には避難民と行路病者のためにテントづくりの診療所で無料診療を行うなど、一生涯、自分の財産をもつこともなく、貧しい人たちのために医療の道で奉仕なさったそうです。というのも、博士は朝鮮戦争のとき、妻子と生き別れになったそうなのです。悲しいことに、その後も妻子と会うことはできなかったそうですが、自分が誰かに奉仕するほどに、離れてしまった自分の妻子も周囲の人から助けてもらえるだろうとの思いがあったのだそうです。
 
記念館には、小さな図書館や健康分かち合いの部屋など、4つの分かち合いの部屋が併設されており、地域住民の健康増進と文化生活支援のプログラムが運営されています。
 
■柳至環(ユ・チファン)の郵便ポスト(コース図の⑮)
慶南女子高校長を2度務め、釜山を愛し、東区で命を終えた近代文学の偉大な人物、柳至環を称えた郵便ポストがあるとともに、釜山港をひと目で展望できる名所でもあります。
このポストに入れた郵便物は1年後に受取人に届けられるそうなのです。国際郵便も1年後に届けられるのか気になって尋ねたところ、国際郵便も1年後に届くそうで、驚きです。
■カコマク(コース図の⑯)
カコマクとは慶尚道のなまりで「急斜面」を意味するそうです。展望台とカフェがあります。
草梁イバグギル、釜山にお越しになって時間に余裕がある方はぜひ一度ご探訪なさり、釜山の山腹道路の歴史と文化を感じてみてください。急な坂道や階段が多く、距離も長いですので、楽な靴を履いてお越しになることをお勧めします。