2011/12/22

第2回目広州派遣報告

姉妹都市である広州市に福岡市から派遣されている柴田さんより、現地の広州情報をお届けします。

 12月に入り、広州にも冬がやってきました。というのも11月までは、まだまだ半袖で外を歩けるような気温でしたが、12月に入ってからは急に夏から冬へという表現もおかしくないほど急激に寒くなりました。地元の方からは、広州の気候は急激に変わるので、体調には気を付けるようにと言われていましたが、体感したことのない気温変化に正直びっくりしました。
 派遣生活は約4ケ月が経ち、少しずつですが慣れてきたように感じます。今回は、10月の中旬に開催された広州交易会と下旬に福岡市訪問団が来て在広州日本総領事館主催の新入生歓迎会に出席したこと、そして今年の夏に広州から福岡に来たインターンシップ生のインタビューを報告します。

広州交易会
期間 第1期:10月15日~10月19日
   第2期:10月23日~10月27日
   第3期:10月31日~11月4日
場所 中国輸出入商品交易会展示会

 広州交易会とは1957年から毎年春と秋に2回開かれる貿易会であり、中国最大の貿易見本市と称されています。この期間中は広州市中心部には外国人が溢れ、ホテルの予約も困難となると言われています。私も地下鉄に乗って会場まで行く途中に、いつも以上に外国人を目にしました。会場に到着すると、開幕日の翌日そして休日ともあって、会場は更に多くの人で溢れかえっており、入場証を発行してもらうまでに1時間ほど時間を要しました。
     ※毎年約20万人が来場すると言われる会場内
 来場の目的は、事前に報道されていた今回初出展となる日本ブースです。今年の3月11日に起きた東北大震災以降、温家宝首相が日中首脳会談にて震災復興の手助けとして、特に被害が大きかった岩手・福島・宮城県に対してブースを設けることで設置されたものです。ブース内にて、経済産業省との共同主催であるJETRO(日本貿易振興機構)の福島貿易情報センターの永松所長にお話を伺うことが出来ました。

 ブース内には出展している企業が誇りとする技術を用いて工業品や伝統商品のほか、日本生産の商品が並べられ、それらは地震が起きた3月11日以降輸入規制があるためにそれ以前に日本から輸入した商品であり、これをきっかけに日本のイメージアップを図ることが目的であるとのこと。プレスの取材が多く、日本への関心も高いとお話していました。
 私自身も現在大学で学ぶ身として、クラスメートから日本の状況は今どうなのかと聞かれることが度々あったために、日本への関心の高さを日々感じていました。震災後、日本に対するイメージは「大丈夫なのだろうか」といった心配するものとなっていますが、この伝統的な交易会にて日本のブースを出展させてくれる中国のはからいに嬉しく思いました。そして、今後も継続的な支援とイメージアップが欠かせないと感じました。

第10回広州地区日本語学科新入生歓迎会
期間:10月29日 13:00~16:00
場所:広州花園酒店 
 今年で第10回目を迎えた在広州日本総領事館が主催するこの会は、対日理解の増進を目的とし、現在広州地区の大学にて日本語学科の新入生を対象とした歓迎会です。
 会の進行は1部と2部に分けられ、1部では在広州日本総領事館の総領事の挨拶に始まり、友好都市である福岡市も市長のビデオメッセージなどでPRを行いました。福岡市のPRの時間については昨年日本語弁論大会で福岡市長賞を取った林潔璇さんが通訳を行い、自身の福岡でのホームステイの様子も写真を交えながら紹介しました。まだ入学したての1年生にとって、林さんの姿は輝いて見えたと思います。

 2部では、各ブースでPRを行いました。福岡市のブースでは、今年福岡に来てくれたインターンシップ生たちがはっぴや浴衣を着用して、福岡市のPRを行ってくれました。入学したての新入生とのコミュニケーションはほとんど中国語で行いますが、中には一般的な会話ができる新入生もいて、入学前から日本に興味を持って独学で勉強していると言っていました。こういった学生と話をすることで、自身の語学勉強への励みにもなりました。
      ※多くの新入生が福岡市のブース前へ
※福岡市でのインターンシップの様子をパワーポイントで紹介する劉さん
     ※浴衣は大人気で、長い列をなして写真撮影

 私自身、広州へ来て初めての訪問団を迎える業務だったために、緊張する場面もありましたが、なんとか無事に終えることが出来ました。

インターンシップ生インタビュー
 福岡市国際部では、年に1回、友好都市である広州市と釜山市の日本語を学ぶ大学生が、福岡市内の各企業でインターンシップを行う交流事業を行っています。短い期間の中で、インターンシップのほか、様々な経験を通して、日本のことそして福岡のことをよく知ってもらう機会といえます。
 現在私は広東外貿外語大学で学んでおり、今年の夏に参加した全てのインターンシップ生11人がここで日本語を学んでいます。聞くところによると、彼らにとって福岡は初めての外国であり、その中で、見るもの食べるもの触れるもの全てが新鮮だと感じたそうです。
 今回、インターンシップ先での体験やそれ以外での文化交流事業も体験した彼らのうちの1人に、インタビューを行いました。普段私たちが気付かないことが、彼らにとっては異文化と感じることもあります。一外国から見た福岡はどんなふうに映るのでしょうか。
 インタビューの対象者は九州朝日放送でインターンシップを行った劉夢如さんです。劉さんは、大学で雑誌を作る活動をしています。取材や文章を書く経験を通して、自然と記者になりたいという夢を持つようになったそうです。では、このインターンシップを通して、どういった感想を持ったのか聞いてみましょう。

Q.まず九州朝日放送でのインターンシップの内容を聞かせてください。
 実際の取材現場へ行き、自分で原稿を書きました。その原稿を採用することが目的ではなく、テレビ用と新聞用の原稿をそれぞれ書く練習の機会をもうけてもらいました。テレビ用の原稿は映像で伝えることが可能な部分もあるために、普段学生生活で書いている雑誌の記事とは異なる体験をすることが出来ました。
 そして、生放送のテレビとラジオの現場や編集するところなどの社内見学をさせてもらいました。編集するところでは、一番質が良いものを作るために何時間もかけた取材の映像を1秒単位でもこだわって編集している姿が印象的で、日本人の細かいところまでこだわるモノづくりに感動しました。

Q.インターンシップで苦労したこと、印象に残ったことはありますか。
  苦労したことは、中国では食事の後、少し休憩をするという習慣があり、昼ごはんの後は仕事に戻りましたが、正直きつかったです。
  印象に残ったことは、職場で「お疲れ様です」と何度も耳にしたことです。インターンシップで来ている私にも「お疲れ様です」と声をかけてもらいました。日本の職場だなあと実感しました。

Q.このインターンシップをきっかけに何か自分の中で変わりましたか。
  報道部の方に毎日、メディアの現状やメディアはどういう人材がほしいのかなど具体的なお話をしてもらいました。そして、先ほどのモノづくりを直接目にしたことで、自分もそういう質を目指すという気持ちが芽生え、記者になりたいという思いが一層強くなりました。
  また、日帰りで日本の一般家庭を訪問する機会がありました。ホームビジット先が両親と子供2人の家族で、一緒に夏祭りに行きました。そこで、皆で一緒に食べ物を分け合ったことや、下の名前で呼ばれたことで、自分も家族の一員として受けて入れてもらえた気がしました。日本に来る前は、日本人は初対面では距離を少しおくということを聞いていたので、実際の体験を通して日本に対する親しみの気持ちが生まれました。

Q.福岡の印象はどうですか。
  来る前は九州の中心で、忙しそうなイメージがありましたが、来てみると、街全体がのんびりしていると感じました。
また取材活動を通して、タクシーに乗って、現場に到着する時間がとても短く、広州と比べて街全体の規模が小さいと思いました。
  景色に関しては、とてもきれいで、広州と比較すると道路は特にきれいでした。福岡市役所の隣の公園は街中でも緑が多く、市民がたくさんいる姿を見ました。また夜に屋台へ行ったのですが、ここでも先ほど述べた日本人のイメージを持っていましたが、屋台で隣り合った席の人と仲良く話すという姿を見て、屋台文化の人と人とのつながり、そして誰に対してもオープンであると感じました。
              ※初めて見る屋台
     ※市役所の隣にあるアクロスの上から撮った景色

2011/12/19

NZオークランド市国際交流部長が来福されました


11月28日から30日まで、今後の両都市間の姉妹都市交流について協議するため、NZオークランド市からタラ・プラダン国際交流部長と国際交流専門員のバーギット・ハーマンさんが来福されました。(左側がプラダン国際交流部長)
 NZオークランド市は、2010年11月に周辺の3市、3地域と合併しましたが、プラダン部長は合併後国際交流部長に就任され、今回はじめての来福となります.

 福岡市役所の山崎副市長を訪問し、今後の姉妹都市交流をよりいっそう促進していくために両市がお互いに協力していくこととしました。また、毎年こども大使を派遣しているアジア太平洋子ども会議イン福岡や在福岡ニュージーランド名誉領事を訪問しました。
 プラダン部長らは、このほかアイランドシティのNZオークランド庭園や博多町屋伝統工芸館、福岡アジア美術館などを視察され、福岡を後にされました。
 後日、プラダン部長から「福岡への滞在は非常に短いものでしたが、今や福岡という素晴らしい都市をよりよく理解するようになり、再び訪れることを楽しみにしている」とのお手紙をいただきました。

福岡市役所訪問時に山崎副市長と


在福岡ニュージーランド名誉領事館訪問


ロボスクエアを視察

2011/12/18

第37回英語弁論大会を開催しました

平成23年12月18日(日)、福岡市博多区の福岡アジア美術館内にあるあじびホールで英語弁論大会を開催しました。
 この英語弁論大会は、青少年の語学力向上や国際理解の促進とともに、姉妹都市との関係を深めるのが目的で、今年で37回目となります。

 出場した高校生は応募者から書類選考で選ばれた15名。社会問題や自分の体験をテーマに、大変気持ちのこもった高校生らしい弁論を行っていただきました。

 厳正な審査の結果、見事成績が上位だった4名の方には、それぞれ協賛団体より福岡市の英語圏姉妹都市(USオークランド2名、NZオークランド1名、アトランタ1名)へのホームステイの旅が贈呈されました。
 このホームステイは2012年3月以降に順次実施していきます。
 2012年は、アメリカ オークランド市との姉妹都市締結50周年に当たります。

2011/12/15

イポー市からの青少年交流訪問団を受け入れました

12月7日から14日までの日程で、イポー市からの青少年交流訪問団を受け入れました。今回は、高校生8名と引率者2名が来福されました。
 福岡に滞在中、団員の皆さんは、ホームステイをしながら福岡の高校生や市民との交流事業を通して姉妹都市交流を深めました。また、クリーンパーク臨海工場や博多町屋ふるさと館などの市内視察を通じて福岡市の理解を深めてもらいました。

福岡空港に到着した訪問団のみなさん(福岡国際交流協会の方(左端)と)


市民との交流会(内浜公民館での茶道体験)

ホストファミリー等との交流会でマレーシアの舞踊を披露

2011/12/10

日米親善クリスマス

12月10日(土)午後、早良区百道にある福岡インターナショナルスクールでクリスマス会が開催されました。
 このクリスマス会は、福岡日米協会を中心にアメリカ領事館、福岡・オークランド友好協会などの国際交流関係団体が日米親善を目的として共催・実施しているもので、今年で28回目となります。

 まず、ウィンターコンサートとして冒頭に、福岡雙葉学園ハンドベル部による演奏や福岡インターナショナルスクールのクワイアによるクリスマスソングの合唱があり、クリスマスムードを盛り上げます。その後、在福岡アメリカ領事館のジェイソン・クーバス首席領事パーティからご挨拶をいただき、パーティが開会されました。
 パーティでは、マジックショーや今年はじめてとなる工作教室「こどもクラフト教室」が行われました。
 最後は恒例のサンタクロースが登場し、会場の盛り上がりは最高潮に達しました。


2011/12/01

広州・ボルドー・釜山の留学生交流会

広州・ボルドー・釜山の留学生との交流会を開催しました

 福岡市と姉妹・友好都市を結んでいる広州市、ボルドー市、釜山市の留学生との交流会を西南学院大学・クロスプラザで開催しました。

 今回は、市内の4つの大学から約30名の留学生、姉妹都市部会員の皆様約20名の参加があり、ゲーム大会などで盛り上がりながら、姉妹都市委員会の部会員の皆様と交流を深めていただきました。ご参加いただいた留学生の皆さん、この姉妹都市交流ブログの周知に是非ご協力ください!

第十回中国語弁論大会

11月27日に福岡アジア美術館あじびホールで、福岡市・福岡市姉妹都市委員会主催の第10回中国語弁論大会を開催しました。
 本年度は、12名の参加者が、中国への思い、留学の思い出、また時事の話題など多彩な内容について熱弁を振るわれました。

 
 最優秀賞は、大学生の冨高さん、優秀賞は、大学生の松岡さんと黒木さん、奨励賞は専門学校生の谷川さんが受賞されました。
 最優秀賞には、中国南方航空から福岡市の姉妹都市である広州市への往復航空券、またその他の入賞者の方にも中国語学習教材等が贈呈されました。

 審査員の先生からも「出場者のレベルが非常に高く、審査に大変苦労しました。中国の経済成長が著しい現在、中国語を学べば鬼に金棒です。実力をさらに磨いて、将来大きく飛躍してください」と講評されました。

 惜しくも入賞を逃された方は来年も是非チャレンジしていただきたいと思います。
大学や専門学校で中国語を勉強している皆様、来年度の大会への参加をお待ちしております。